【馬毛ブラシ】コードバンシューズのお手入れに最適なブラシを手に入れました!
コードバンシューズのあたかも陶器のようなきめ細やかな革に皺が刻まれた様は、あたかも芸術品を眺めているような心地になる程美しいです。(出だしから変態アクセル全開です)
願わくば、そのきめ細やかな表面に少しでも傷が入らずに保ちたいものです。(傷が入るのも一つのアジだと個人的には思いますが。)
そこで悩ましいのは、どのブラシを使用して磨くかです。
靴磨き用のブラシとしては、埃落とし用の馬毛ブラシ、磨き用の豚毛ブラシ、仕上げ用の山羊毛ブラシがあり、山羊毛<馬毛<豚毛の順で硬くなることは皆様ご存知の通りです。
(左から山羊毛、馬毛、豚毛)
もしかすると全く問題無いのかもしれませんが、コードバンの場合は硬質な豚毛ブラシでガシガシ磨いてしまうと、表面に傷が入ってしまうのでは無いかという多少の懸念があり、私は乳化性クリームを磨き込む際に豚毛ブラシではなく、馬毛ブラシを使用していました。
一方で、乳化性クリームで磨き込むにあたっては、馬毛ブラシではどうしてもコシが足りない点が気になっており、クリームが充分に浸透しているのかが不安でした。
そこで、馬毛ブラシと豚毛ブラシの中間くらいの硬さの物は無いかなとつくづく考えておりました。
ある日インスタグラムを見ていると、お洒落なブラシを投稿されている方がいらっしゃり、調べてみると、まさに探していたブラシを発見することが出来ました!
ショージワークスさんの馬毛ブラシです。
埃落とし用、靴磨き用のブラシをそれぞれ馬毛で販売されています。
靴磨き用のブラシは弾力性のある白毛馬の毛を使用しており、馬毛ブラシでありながら、コシのあるブラシとなっているようです。
上記サイトの説明を読むや否や、ポチりました。
お洒落な箱が届きました。
非常にお洒落なブラシです!
毛の長さは3cm程度で、大きさの割には長めです。
早速オールデン1339で試してみます。(前回磨いてから履いていなかったので、そもそも綺麗です。梅雨も挟んだので、一応お手入れしてみました。)
下記道具を左から使用し、古いクリーム落とし、リッチモイスチャーで栄養補給、オールデン純正クリームで艶出しを行います。
オールデンの純正クリームを指で塗りこんだ直後がこちら
そしていよいよショージブラシの登場です。
ブラシで磨いた後
全工程終了後
使用実感としては、馬毛でありながらもしっかりとしたコシと弾力性がある磨き心地で、しかしながら豚毛で磨く「ガシガシ感」はなく、柔と剛を適度に兼ね備えた、まさに求めていた磨き心地でした!
埃落とし用の馬毛ブラシを使用していた際でも、ブラッシング後にセーム革で余分なクリームを拭き取り、フィニッシングブラシを使用することで綺麗に仕上げることはできていたのですが、やはりブラッシング後にクリームの跡が靴表面に残っており、クリームがしっかり浸透しているのかが気になっていました。
今回、ショージブラシを使用することによって、クリームが靴全体に浸透していることが実感できます!
ブラシにこだわり出したのはごく最近なのですが、色々と違いがあり、奥深いです。
今後は豚毛ブラシについても、色々と試してみたいと思います。