革靴を側面から眺めてみる
良い革靴は長年使用できることから、良い革靴の魅力は、年を経るごとに刻まれた皺や色落ちなどの経年的な変化だと思います。
私も長年使用することで出てくる変化が好きで、革製品全般を必死に育てているわけです。
一方で、革靴は当然ファッションの一部であることから、靴の形も好き嫌いに大きく寄与することでしょう。
そのため、人は視覚情報として、革の経年変化とその靴のフォルムを各々の美的センスに照らし合わせて、靴の好き嫌いを決めることとなります。
フォルムという点について、個人的にはオックスフォードシューズを横から見た形状が物凄く好きです。特にこの5足を非常に気に入っています。
左から拡大してご紹介します。
カルミーナ ジョレット
外羽根のハーフブローグです。初めて革靴を横から見た際の美しさに気付いた一足です。細長なシャープな形であり、外羽根部分辛いトゥにかけて、ウネッとなっているフォルムが好きです。
ジョンロブ パンプスデット
外羽根で、トゥにブローグが入っています。こちらも細長いシャープな形状が何ともクラシカルでカッコいいです。
クロケットアンドジョーンズ オードリー3
内羽根ストレートチップの王道だけに、横顔もザ・フォーマルです。
バリー スクリーブ
内羽根のクオーターブローグです。フォーマルさにブローグが程よくエレガントさを与えている点がgoodです。
エドワードグリーン サンドリンガム
外羽根のフルブローグです。同じ外羽根で比べると、カルミーナのジョレットと比べると少し甲が高めであり、なおかつフルブローグが与えるエレガントさが相まって何とも言えない厳つさを醸し出している点が好きです。
そして横顔という点では、以前ご紹介したオールデンの54321が物凄くカッコいいです。アルゴンキンと呼ばれるvチップの平べったくてなんとも言えないウネッとした感じがたまらないです。
以上、靴の横顔のご紹介でした。