靴好きサラリーマンの徒然草

革靴に魅せられた30代理系サラリーマンが、革靴を中心とした経年変化を記録する雑記です。

【靴磨き】オールデン1339 チャッカブーツを磨く

12月初旬に書きためていたのですが、当方、あまりの忙しさに図らずも更新が年末になってしまいました…

チャッカブーツって夏は履かないですよね。

秋〜冬になると出番が出てくるかと思います。

というわけで、8月に磨いてから、夏眠状態に入っていたオールデン 1339の出番が来だしたので、復活の磨きを行いました。
kutsu402647i.hatenablog.com

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理由は良くわかりませんが、謎の白い部分が出現してしまってます。寒さでクリームが浮いてきてしまったのでしょうか?一方で同じシェルコードバンを使った990やタッセルには起きない不思議です、、、


(分かりにくいかもしれませんが、糸の部分に謎の白みが…)

まずは馬毛ブラシで埃を落とし、ステインリムーバーで古くなったクリームを落としていきます。


こんな感じで、やや光沢が失われた状態になりました。

次に、デリケートクリームを全体に塗布し、また馬毛ブラシでブラッシングします。


そして、オールデンの純正クリームを塗布します。

コードバン用クリームは伸びや浸透率があまり高くないイメージがあります。塗った後はなんだかベタベタになってしまいます…

ここからは、コードバン特有の靴磨きのフローになってきます。

肩もみ等で使用される水牛の角から出来た「かっさ棒」を使用し、コードバンの毛羽立ちを直していきます。

コードバンは元々起毛している表面を潰している革です。例えば雨などに降られた場合、雨の跡が白く残ってしまうことがありますが、こちらは潰した毛が立ち上がってしまうからのようです。

そちらを水牛の角のような硬く、かつ表面が滑らかなもので潰してしまうわけです。

本来は靴に使用する専用のアビイスティックなるものがあるようですが、私はAmazonで安価に買えるかっさ棒を使ってます。

アビイスティック8000円は流石に高いです…

横→縦とどの箇所も潰していきます。

その結果こんな感じになります。

拡大するとこんな感じ。

ここから本当に綺麗になるのかと絶望するところですが、馬毛ブラシとセーム革で磨いていきます。

その結果が下記です。


非常に綺麗に仕上がりました!

春のシーズンが終わるまでこれから半年間、きっと大活躍してくれることでしょう!


こちらのオールデン1339は購入してからちょうど1年程度になり、丁度良い色気が出てきました。