【ガンゾ シンブライドル: 経年変化】GANZO パスケース
つい半年前まで、iPhone SEを使っていました。
あまりの画質の良さに惹かれ、iPhoneⅩRに変えたわけです。
iPhoneⅩRであれば、もはやカードなど持ち歩かずともQuick payで大抵の支払いを完了することができます。
一方で、私はQuick payを一切使っていません。
それを使わない理由がこちらです。
GANZOのブライドルレザーのパスケースです。
2年半前に奥さんに誕生日で頂いたものになります。
奇跡的に購入した時の写真が一枚残っていました。一方で、限りなくわかりにくいですね…
もらった時期にはまだ靴磨きに目覚めていませんでしたが、革製品を磨くクセがついたのは、こちらをもらってからのような気がします。
コロンブスのブライドルレザー用のクリームで2ヵ月に一度ほど磨いています。
2年半大切に使ってきた今の様子がこちらです。
非常に良い感じのアジが出てきており、まだまだこれからも活躍してくれそうです。
私はこれをいつも胸ポケットに入れており、電車に乗る時や、楽天Edyでの支払いなど、全てこれ一つで済ませています。
使用する際に取り出した時の革のスベスベ感が本当にたまりません。
内部にはヌメ革が使用されており、非常にエイジングを感じさせてくれます。
本当購入当時の写真をもっと撮っておけば良かった…
革の楽しさに気付かせてくれた一品なので、今後も大切に育てていきたいと思います。
追記;3年の経年変化はこちら
kutsu402647i.hatenablog.com
CARMINA(カルミナ) LLORET(ジョレット)を衝動買いした話。
買い物をする場合は大抵事前に店に伺い、家に帰ってからも欲しいと思えるものを買います。
そのため、あまり衝動買いというものはありません。
10万円近くするような靴に関しては特にです。
そんな私が以前、某百貨店のセール時に思わず購入してしまったのがこちら。
CARMINAのハーフブローグです。
特に購入するつもりもなく、フラフラと靴を見ていたところ、なんとCARMINAが4割引になっているではありませんか!
かつて黒のストレートチップを探していた際に一度だけ試着したことがありました。
シルエットのエレガントさはクロケット&ジョーンズのオードリー3と同等(あるいは以上)に感じました。
その時は結局憧れだったオードリー3を購入したわけですが。
さてさて、こちらのCARMINA、ラストはLLORETです。(ジョレットと読むらしいです)
試着したところ、革のしなやかさ、滑らかさを感じました。
アノネイ社のレザーにレンデンバッハのソールを使用とのことで、説明を聞いているうちにミーハーな私は気づけば購入していました…
カルミナは、スペインはマヨルカ島を起源とした比較的新しいブランドです。
ヤンコの創業者が、高いクオリティの靴を作成するために立ち上げたとのこと。
さすが高いクオリティを追求しただけあり、非常に革質が良いのか、磨けば綺麗に光ってくれます。
ちなみにですが、カルミナでなく、正確にはカルミーナらしいですね。
まだ4ヵ月程度しか経っていませんが、綺麗にしわが入り、アジが出てきています。
こちらも今後も大切に育ててるいきたいと思います。
【物欲】雨用の靴が欲しい
正確にいうと、雨でもテンションを上げて履ける靴が欲しいです。
今まで紹介してきた靴は、レザーソールであったり、コードバンであったりと、どれも雨に履くには躊躇してしまう靴ばかりです。
当日の天気予報で雨の確率が高い場合、現状降っていなくとも、雨のリスクを考えてしまいます。
そのため、天気予報に左右されず、一日のテンションを保ったまま履ける靴が欲しいのです。
その中で欲しいなぁと考えている靴をあげていきます。
①パラブーツ シャンボード
1つ目がパラブーツのシャンボード です。
フランスの宝石と称されるリスレザーを使用しています。
リスレザーはオイルを豊富に含んだレザーのため、非常に雨に強いようです。
また、ソールに関してもラバーソールであり、雨に強いことが想定されます。
茶系の靴が多い私は断然黒が欲しいです。
オンオフ双方に使い勝手が良さそうです。
②チーニー ケンゴン2R
二つ目はチーニーのケンゴンです。
アッパーに使用されているグレインレザーは大変堅牢で、コマンドソールが使用されていることから、雨にも強いことが考えられます。
エイジングが非常に綺麗と伺っているため、むしろ雨の日こそガシガシ履いて、経年変化を期待しながら楽しめますね。
元々はグレインレザーの靴が欲しく、ケンゴンを狙っていたのですが、グレインレザー であるFLORSHEIMのkenmoirを購入したことから、今はパラブーツのシャンボードが非常に欲しいです。
③FLORSHEIM imperial kenmoirのソールをコマンドソールに変えてしまう
とは言え、靴を収納するスペースにも、私の財布にも限界があります。
そのため、グレインレザー でラバーソールが雨に強い靴と考えられるならば、現状有しているkenmoirのソールをラバーソールに変えてしまえば良いのではないかと思ってしまうわけです。
以前紹介したようにフローシャイムは2足有しており、下の画像の左に関してはヒールもオリジナルではなく、ソールの限界も近いことから、コマンドソールに変えてしまおうかなと思ったりします。現に結構雨の日は左を履くことが多いです。
イメージとしては、ケンゴンのウィングチップバージョンて感じでしょうか。そういえば同じようなシリーズがチーニーであったような…
とはいえ、気に入っている靴の一つですし、ビンテージ シューズであることからも、オールソール の勇気がなかなか出ず……
物欲との戦いの日々は続きそうです。
FLORSHEIM imperial kenmoir フローシャイム インペリアル ケンムーア
ビンテージ 靴として人気のFLORSHEIMです。
元々はアメリカが起源のメーカーで、アメリカ国内で靴も作っていたようです。
一方で、1990年代初頭からインドとアメリカで靴の作成を始め、現在では生産拠点を海外に移してしまったようです。(間違ってたらごめんなさい)
人気があるものはアメリカ国内で作成された、imperialモデルという上級モデルです。
特に60〜80年代のkenmoirは非常に人気であり、良くオークションやeBayで見かけます。年代が古くなるほど革質が良いようです。
そんなFLORSHEIMの年代判別ですが、下記v cleatというサイトに詳しく書いています。
私はFLORSHEIMを2足有しています。
左が74年製(ほぼ確実)、右が63年製(恐らく)になります。
63年製については、およそ50年前に作られたものとは考えられないくらい綺麗です。
ここからは、FLORSHEIMの年代判別について、記載していきたいと思います(さまざまなサイトを参考にさせて頂いているものです。間違ってたらごめんなさい。)
まずは靴のライニングです。
上記はライニング内に「HE」、下記は「AD」と記載されています。
前列の番号が製造月(A=1月、B=2月、、)を表しています。また、後列は製造年の下一桁(A=0年、B=1年、、)を表しています。
そのことから、上の画像は○4年10月、下の画像は○3年1月と判断できます。
また上記2つの93602モデルのほとんどが1957年〜1988年までに作られたモデルであり、そのことから、上記は84年、74年、64年まで絞ることが出来、後者は83年、73年、63年に絞ることができます。
次にヒール部分のクリートの位置がヒールの外側に沿っているか、内側についているかで74年以降の生産かどうかを判別出来ますが、今回は既にヒール部分が純正のものから変えられてしまっているため、判別不能です。
そこで、次にタン裏を見てみます。
1970年代初頭までは、こちらのタン裏にスポンジ様のものが入っており、以降は革が当ててあるだけのようです。
今回はどちらもスポンジが入っているため、上は74年10月か64年10月、下は73年1月か63年1月と考えられます。
次に、ソックシートを見ていきます。
上は真っ直ぐ、下は少し斜めに伸びています。
真っ直ぐになっているものは1972年以降のもののようです。
そのため、上は74年10月、下は63年1月と特定できるわけです。
上は74年と判断できるのですが、下は63年でなく、73年の可能性も残されています。
というのも、下記のソックシート下のスポンジが真っ直ぐ伸びています。
こちらは60年代中頃までは真っ直ぐでなく、婉曲した形状だったようです。
そのため、63年の製造と考えると、少し矛盾が生じます。
購入した古着屋さん曰く60年代との事だったので、都合よく63年と思い込むことにしています←
上にも貼り付けましたが、60年代のものの色気が本当に半端ないです。奇跡の綺麗さです。ほぼほぼデッドストックで手に入れたんじゃ無いかと勝手に思い込んでいます。
最近は履かない時も常に玄関に出しておき、行ってきますのブラッシングとただいまのブラッシングを行うほど溺愛しています。我ながら相当気持ち悪いです。
最早製造されてから50年が経過しているため、経年変化と言えるか分かりませんが、今後も大切にして経過を楽しんでいきたいと思います。
【靴の丸洗い②】FLORSHEIM(フローシャイム) imperial kenmoir
さて、前回は1974年製のFLORSHIEM imperial kenmoirの購入について書きました。
臭いが気になったことから、靴の丸洗いを行いました。結果が下記です。
さて、こちらを磨いていきます。
デリケートクリームは半乾きの際に塗ったため、クレム1925→鏡面磨きと行っていきます。勿論途中途中でブラッシングを行いながら。
その結果です。
靴の丸洗い後の状態と比較すると綺麗にお化粧が出来ていますが、、購入直後と比べると正直あんまり変わっていない気が…
購入直後
丸洗い+手入れ後
まぁ臭いは大分ましになったので良しとします。
【靴の丸洗い①】FLORSHEIM(フローシャイム) imperial kenmoir
革靴にはまり、良質なものが経年変化によって味が出てくることにハマってくると、つぎに興味が出てくる点としては、既に計年変化を経たものになります。
というわけで、革靴の深みにハマった私がつぎにハマったものがビンテージシューズというわけで、、
ビンテージシューズとして人気なFLORSHIME imperial kenmoirを手に入れました。恐らく1974年製のものになります。
FLORSHIME はライニングに記載されたアルファベットや他の特徴を照らし合わせて年代判別が可能です。
この辺りは後日記したいと思いますが、そのようなある意味「謎解き」の要素が何とも楽しいです。
古靴ということで、全体的な黒ずみや古着屋特有の臭いが気になります。
そのため、丸洗いをすることにしました。
まずはステインリムーバーでクリームを落としていきます。
スッピンの状態になりました。非常に綺麗に手入れをされていた分、クリームを落とし切るのに時間がかかりました…(果たして落とし切れていたのかも怪しい)
次にサドルソープとスポンジ、ブラシを使い、大胆に靴を水につけながらジャブジャブ洗っていきます。サドルソープをスポンジで泡立て、泡を靴全体につけたのちに、ブラシで優しく磨き、水で流します。汚れが出るわ出るわ。
結局これを3周ほど繰り返しました。
サドルソープ自体にも保革成分が含まれているため、水洗い終了時はサドルソープを洗い流さず、雑巾で拭き取ります。
その後、靴の中に新聞紙を詰め、風通りの良い場所で風乾します。新聞紙は湿り具合を見て適宜詰め替えていきます。
大体半乾きになったら、デリケートクリームを全体に塗布していきます。
完全に乾ききりました。大分さっぱりしたのではないでしょうか。
個人的には黒ずみをもう少し落としたかった…
次回はこちらをクリームで再度磨いてみたいと思います。
GANZO ガンゾ シェルコードバン 二つ折り財布
台風19号で被災・また、今も避難されている方々におかれましては心よりお見舞い申し上げます。
今回は財布です。
以前本ブログではオールデンを取り上げました。
オールデンで良く使われている、ホーウィン社のシェルコードバンはなんとも独特な輝きを放ちます。
コードバンは馬の臀部をなめした革ですが、シェルコードバンはホーウィン社がなめしたコードバンの製品名になります。
靴に使用されている革ですので、当然財布にも使用されるわけで、、
そんなシェルコードバンを使用した二つ折り財布がこちらになります。
GANZOのシェルコードバン二つ折り財布です。
元々はGANZOのブライダルレザーの財布を買おうと思っていたのですが、いざ店舗で見た際に、シェルコードバンの美しさにやられてしまいました。
シェルコードバンについては前述したとおり、オールデンのno.8バーガンディを3足有していますが、単純にブラックのシェルコードバンの経年変化を見てみたいという欲望が決め手になりました。
そんな経年変化ですが、まだ購入してから5ヶ月程度しか経っていませんが、添付していきたいと思います。
少し使い方が荒いのか、内部に傷が…
財布を長く使うとお金が入ってこないといった迷信があるようですが、そんなことは気にせず、こちらの財布は長きに渡り経年変化を楽しんでいきたいと思います。
追記;購入後1年のこちらの記事もご参照ください!